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【山口紅葉堂本店】山口 裕美子さん ~編みものを楽しんで、完成を喜んでくれるお客様の姿を見るのが一番嬉しい~

創業はなんと明治28年。130年を超える老舗、山口紅葉堂。
茨木阪急本通商店街に続く道、“茨木心斎橋商店街”に本店を構えています。
洋服やマフラーなどが店頭に並び、中に入るとさまざまな種類の毛糸がずらり!販売店舗が限られる珍しい化粧品も揃えています。
そんな歴史ある山口紅葉堂本店を受け継ぐ、山口裕美子さんにお話を伺いました。
山口紅葉堂本店について
今は毛糸と化粧品を主に販売されていますが、お店のはじまりはどういう経緯があったのでしょうか。
山口さん(以下、山):「はじめは生地を販売するお店だったと聞いています。愛知県出身のひいおじいさんが、伝統工芸の“有松絞”を全国に広めるため、西土佐堀や城崎などいろいろな場所にお店を出したそうで。
そこから、箕面にいた親戚は山口紅葉堂の名前でもみじの天ぷらや炭酸せんべいを販売していたり、私たちもいろいろな毛糸を販売するなかで女性のお客様が多いことから、化粧品も販売するようになったり。

お店の形態は時代や土地に合わせて変わってきたし、これからも変わっていくと思いますが、これからも地域に根付いたお店でいたいです」
長くお客様に愛されてきた山口紅葉堂ですが、その要因の一つが、なんとここで毛糸を買えば、編みものを裕美子さんが無料で教えてくれるということ!
お店の奥に小さなテーブルがあり、作品が完成するまで何度でも丁寧に教えてくださります。
山:「もともと私も編みものが好きで、学生時代に習っていました。今もダイヤやハマナカが開催する講習会に定期的に参加し、新しい編み方やトレンドを学んでは、お客様にお伝えしています。
ほかのお店でも編み方を教えてくれるところはあるけど、ほとんどが有料だと思うので、無料で何度でもというのは、うちならではのこだわりですね」
店内にはお客様が作られた洋服や、裕美子さん作のあみぐるみなども飾られています。

山:「最近は学生さんや男性が毛糸を買われることも多く、編みものブームを実感しています。主人も横で聞きながら、いつのまにかニット帽をつくっていたり(笑)。ぜひ気軽にお越しいただければ嬉しいです」

また、山口紅葉堂の品ぞろえの多さには脱帽です。その中でもおすすめ商品を伺いました。
山:「毛糸で言うと、ピッコロは色の種類も多くて人気ですね。また、段染めのダイヤドミナはモヘアですが編みやすくて、セーターや帽子、小物にもよく使われます。単色だけでなく、ラメ入りもあるんですよ」

化粧品だと、ロングセラーの薬用美容原液 オパールRⅢを置いているお店は珍しく、市外や梅田からも買いに来られるほど。
銀座まるかんのラインナップも豊富に揃えていて、ohセレブのパックも人気ですね。1枚からでも販売しています」

さらに珍しい商品として、お相撲さんのまげを結うための“元結”や、すき毛も販売しているよと奥から出してくださいました。商品の幅広さが凄いです…!

また、茨木心斎橋商店街はもうすぐ100年を迎えます。
数年後に近隣のお店と一緒に“茨木心斎橋商店街100年祭”を企画しているとのこと。
商店街全体を盛り上げたい、いろいろなお店があることを知ってほしいという想いからです。

ちなみに茨木心斎橋商店街は、大阪にある心斎橋筋商店街のように活気ある通りになるようにと当時の心斎橋筋商店街の会長から許可を取って名付けられたのですが、なんとこの許可を取った人物が裕美子さんのおじいさんだそうです!
さまざまな歴史エピソードが飛び出すのは老舗ならではですね。
山口さんについて

お店をされていての楽しみややりがいは何ですか?
山:「やっぱりお客様に喜んでいただいたり、笑顔を見れることですね。編みものが完成して喜ばれている姿を見るときが、一番嬉しさを実感します。
簡単なもので言えば、手編みのマフラーなんて毛糸1玉あれば、10分ぐらいでできちゃうんです。
以前お客様の中で、2歳半のお子さんがこのマフラーをつくって、遠方に住むひいおばあちゃんにプレゼントされたということがありました。
ただ販売するだけではなく、そうした想い出をつくれる一端を担えているのがすごく嬉しいです」

ひとつひとつのポップも、今も裕美子さんや旦那さんが手書きで書かれています。
昔ながらのあたたかさを感じられる山口紅葉堂。ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

山口紅葉堂本店の概要

【営業時間】10:15~18:30
【定休日】火曜日
【アクセス】阪急茨木市駅から徒歩5分
【住所】〒567-0882 茨木市元町2-17-
【電話番号】072-622-2010












